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カーモデル&ケンメリサイト『NostalgicMemory』管理人Takuがあることないこと書き散らす隔離部屋(←マテや) ・・・こんなボケまくりなブログです
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さて、今回製作しましたこのアオシマの86、競作になったためかどうしても田宮と比較対象になってしまいがち・・・

結論から言えば作り応えがあって楽しめるけども、それ相応に苦労するキット、ということになりますか。
反面田宮は作りやすいがゆえに面白みが無いと、だけども万人に寛大でストレスフリーで純粋に製作を楽しめる。
改造ベースで応用範囲の広いアオシマに対し、ストレートかつデフォルトで基本に忠実な田宮、そんな気がします。

今回もある意味駆け足で製作してみて、制作上気になった部分と今回のメインであるGへの改造部分について書いていこうと思います。

これから製作しようとする方や、あるいは現在製作中の方の参考になっていただければ、とおもいます。


今回使用しましたキットは社外アルミがセットされている『GT With CUSTUM WHEEL』。



で、純正アルミ付きのGT Limitedにあえてしなかったのはホイールを換える事前提(といってもこれは結果論で当初はGにすることを考えていませんでしたけれど・・・)なのもさることながら、整形色が黒だったのが決め手。

ウインドゥレールや窓枠部分、マスキングしてボディカラー塗ればをそちらを塗らなくてすむというまたまた単純かつ手抜きな理由からで、今回サイドの窓枠部分の接着時にこれがいい方向に作用することになったんですが。

このキット、アオシマの他のキットと同じように車高選択式、そして前後ともにキャンバー角をつけれるようになっておりますが、後ろ側のサスペンションのアーム関係、車高調整用のスペーサーの接着部分のクリアランスが過大なせいかガタが生じやすく、組み立ての際にタイヤを全部つけた状態で確認しないと後輪なのにタイヤがまっすぐ付いてないとか一箇所浮いてしまうなんてことにもなりかねません、というか実際わたしゃそうなった(←バカ)

まあ、なんとかつじつま合わせることは出来ましたがそれでもリア側がトーイン気味になってしまったような・・・

それとリアマフラーがメッキになっていますけど、マフラーカッターだけならまだしも本体までクロームメッキだとどこの社外品?と突っ込みたいんでここは漂白剤でメッキをはがして塗装しております。

もちろん今回製作のGにはマフラーカッターが付いていないので装着せず接着部分、というか出口をピンバイスにて開口しております。


そしてメインとなるボディ部分ですが、エンジンつきを視野に入れているためかボンネットが別パーツでヒンジつきなのは良いんですけども、このヒンジ部分が曲者でボンネットの角に付いているんですがこの部分で非常に折れやすい。

実際完成間近で左側折りました。

それも同じ86でもAE86でも同じ症状がおこるのでこの部分は根元部分に肉厚増すとかヒンジを別にするとか今後の課題として対応願いたい部分です。

まあ、ボンネット固定するならば塗装前段階の下地処理時に切ってしまえば済む話ですけれど。


そしてウインドゥパーツ、前後一枚、間にルーフライニングが整形されていて秀逸なんですけれど、その反面変に剃ってしまってかボディが前後ともに下端部分から浮き上がってしまい、特にフロント側、この上にワイパーカウルが付くのですがウインドゥが押し上げてしまい、カウル部分の接着しろが少ないせいもあってうまく治まらない症状が見られました。





その為、かなり強引ですがルーフライニング部分に切込みを入れてそこから曲げることで強引に辻褄をあわせました。




それでもフロント側はピラーとウインドゥに間にわずかに隙間が開くのでウインドゥ側の取り付けダボ穴を広げて位置をずらしてその上からワイパーカウルを瞬間接着剤でつけました。

・・・完全に乾燥しないうちにウインドゥの表側に接着剤が流れてきてえらい目にあいましたが。

すぐふき取って乾燥して硬化した部分、ペーパーかけて研ぎだしたのは言うまでもありませんが。

そのため、ある意味では禁じ手ともいえるので接着剤をよく吟味したほうがよろしいかと思います。

接着剤と言えば外ハメ式のサイドウインドゥも頭を悩ました部分で、クリアボンドだと糸を引いてしまってしかもはみ出すのでだめ。

瞬間接着剤も同じでしかも白くにごる症状が出ることを考えたら怖くて使えない。

木工用ボンドは接着力弱すぎて論外。

結局田宮セメント普通の奴、それも新品のさらさらしたほうを薄くつけて何とかつけましたが、これも窓枠部分を塗装しなかったから出来た荒業でボデ塗装の段階で普通に塗ってなおかつブラック部分を上塗りしていたら間違いなく使えない方法です。

プラ用を使うのであればGSRの強力溶着剤やモデラーズの流し込み接着剤があればベストだったんですがあいにく売り切れで入手できませんでした。

要は接着しろがほとんど無いのでどうやって接着剤をつけるかが悩むところで前後ライトレンズにも当てはまり、こちらは木工用ボンドで何とかしましたが、後ろ側がトランクの開閉時に引っかかりやすく、はがれそうな気がします。

しかもこのトランク部分、内張り部分にヒンジが付いているのは良いんですけども、ライト枠部分と干渉してすんなり収まらずこのあたりの修正にも手間がかかりました。

ライト枠といえばメッキパーツなのはレンズの反射がきれいになる反面、枠ごとなので黒い部分を塗らなければならず、しかもメッキの場合塗装が乗りにくいので事前にクリアーなりメタルプライマーなりを塗っておかないとうまくいかない反面、そうなると今度はモールドが埋まりかねない・・・。

特に今回前ウインカー、ガーニッシュ部分と一体整形なだけに・・・塗るのやめました♪(←マテや)

だったらどうやったのよ、と怒られそうなのでネタをばらすとメッキを残したい部分にだけクリアーをマスキングの上で塗って・・・



そして乾燥後に漂白剤に漬け込めばあら不思議♪

クリアーをかけた部分だけにメッキが残ると言う寸法です♪

ランナーの一部がメッキのままなのからもお分かりかと思いますがクリアーを塗ったところには漂白剤は浸透しないのでこの様にメッキを一部残すことも可能になります。

以前にもフジミのジャパンのリアガーニッシュで行った方法ですので案外ご存知な方もおいでかと。

と言うことで黒い部分はプラの地肌をそのまま使っています。

ま、ぶっちゃけ手抜きですけどな~(←マテや)

いや、実車もプラパーツなんですから雰囲気的に合っているならわざわざ塗る必要もないでしょ?

そして、今回最大のハイライト♪

G専用16インチアルミホイール♪


今回これが出来るかどうかが最大の焦点で・・・と言うかこれ以外ないですが(←マテや)​

実は一度は出来たものの、どうにも気に入らずに作り直しまして・・・
たいして変わりないのが悲しいですが。

で、16インチで10本スポークというホイール自体早々見つからないだろうと思えば意外な形で見つかりました。

それはフジミのオデッセイ用『モデューロ ユーロスポークR10』



幸いにもこのホイールが同じ16インチでしかも10本スポーク♪

これを加工して付けることに・・・と思ったらスポーク細すぎて最初の1本折れた・・・

仕方ないので2本目を慎重に加工してこれを複製することに・・・。


左がキットのホイールでこれのセンター部を削ってホイールナット部分を同じくフジミの頭文字DシリーズFC3S型RX-7付属のホイール(確かドラッグとか言う名称だったはず)のセンター部分を切り出して削ってテーパー状に加工したものを組み合わせ、これを原型に型思いで複製型を取り、手元にあまっていた長谷川のポルシェ944ターボ用16インチのセンター部分を除去したリム部分を型思いの型にはめ込んでプラリペアで複製を取りました。

その後、あまりもののホイールのシャフトの通る部分を切り出したものを裏から接着。
この際センター軸を合わせるために前もって中心部分に2ミリのシャフトが入るよう原型段階で穴を開けておき、シャフト受け及びポリキャップを別に用意したシャフトにあらかじめ通しておいて複製品の穴に通し、その際軸が斜めにならないように気をつけながら固定し、乾燥後、2ミリのプラ棒を埋め込みセンターキャップのデカールを貼り付けます。



そして内装ですが、Gの場合シート自体が全面モケットの黒一色ということでセミグロスブラックにフラットベース荒めを混ぜて砂吹き気味に塗装、反面インパネや内張りやセンターコンソールなどはセミグロスに通常のブラックを混ぜてやや艶あり気味に塗っております。

また、センターコンソール部、A/C操作パネル下の小物入れの脇にスイッチベースがつきますが左ハンドル用のためこれの位置を逆の右側にするため左を開口し右をふさぎましたが・・・
小さすぎてうまくいきませんでした。

そしてシフトレバーをGT Ltd用のATにするとともに、ペダルもGT系のアルミではなく樹脂タイプなので近い形状のものを探し、アオシマのエスティマ/エミーナ用が近かったのでそちらを流用しております。

とまあ、今回はGとするための変更点をメインにご紹介いたしましたが、フォグ/ヘッドライトを変えるだけで十分Gに見えますしホイールそのものは気に入ったデザインのをはかせてしまえばそれだけで十分ではないでしょうか?

こういう車は基本ユーザーがカスタマイズすることも念頭に入れている訳ですから♪

と言うことでオートモデラーの集いin名古屋でご覧ください。


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ご無沙汰しております。
こんばんは!
ご無沙汰してしまいまして大変失礼致しました・・・・
久しぶりに拝見させていただきましたら
アオシマの86も完成させておられたんですね!
しかもGT系でもなくRCでもなくGグレードとは・・・
これには「流石Takuさん!」と思わずニヤッとさせて頂きました(笑)
ホイールもバッチリであのGTともRCとも違う
独特の佇まいが再現されていて素晴らしいですね♪
モデューロのホイールがベースとはやられました!

GのライトニングレッドにATとは
前の記事でも書かれておりましたが
まさにセクレタリーカー的な雰囲気で
バリバリの走り屋ギャルではなく
小奇麗な女性が普段の足にさりげなく乗っているような感じで良いですね(^^)

記事でも触れておられますが
黒部分をあえて成型色で残されてると言うのはとても新鮮ですね!・・と言うのも
私も実車のモールなどの樹脂部品の質感が
上手く出せない時がありまして・・・・
「雰囲気的に合っているならわざわざ塗る必要もない」というご意見に激しく同意です♪
確かに素材は違えど無塗装の黒樹脂ですものね。

製作お疲れさまでした!
Takuさんらしい仕上がりの86を拝見させていただいて
私も放置中のアオシマの86を作らねば・・・と思いました(笑)

それでは失礼致します♪

HITEQJASMINE URL 2012/11/13(Tue)21:35:11 編集
お返事遅くなってすみません
北海道は今日初雪(釧路)が降り道南もそろそろ・・・
そんな状況でタイヤ交換に追われててんやわんやでして・・・

せっかく久しぶりに着ていただけたというのにお返事が遅くなりましてホント申し訳ありませんです。

元々はGにすることを念頭にしていたわけではなかったんですけどもキットそのものは発売から程なくして買っていて仕様をどうしよう・・・(←ダマれ)

そんな寒いギャグかましつつもやっぱりここはハズしにいかないと他の方々に申し訳ないかと(←何が?!)

まじめな話、トップグレードのGT系だけならまだしも最廉価モデルのRC出す人が多いのならばその間のモデルもあったほうが良いかな~と。
台数並べるのならば尚更♪

ホイールに関してはまったくの偶然で最初からモデューロで決めていたわけでなく等間隔10本スポークの社外ホイールをアオシマとフジミのサイトのみならずアマゾンで検索して見つけたのがこれ・・・で行きつけの店に割引で置いてあったと言う偶然と言うか灯台下暗しと言うか・・・。

セクレタリーカーっぽくしたのは色を赤にするのなら、と言うのもありつつも、実は最初の段階ではキットどおりMTだったんですけど、マニュアルACパネルを加工途中で紛失したので追加でキットを買ってこの際だからとATのキットを選んで付け替えたと言う経緯があったからだったりします。

黒整形のパーツの場合、案外と実車のプラパーツの雰囲気に似ていると思いつつ、何で皆さんわざわざ塗るんだろうか、(しかも人によってはわざわざサフェまで吹いて・・・)と、果たして意味あるんだろうかと前々から思っていましたしメッキをはがしたときにパーツを見てこのままいけるじゃん♪
と言うことで今回にいたった次第です♪
私のを見てモチベーションをあげていただけたのでしたら製作冥利に尽きますね♪

HITEQJASMINEさんの86、どのように仕上げられるのか楽しみですねぇ♪

期待しております♪

またのご来訪、心よりお待ちしております。
Taku(店主、つまり管理人) 2012/11/16(Fri)00:43:32 編集
無題
こんばんは。

大変遅ればせながら、アオシマのトヨタ86の完成おめでとうございます。
またTakuさんのこちらの記事のおかげで例のウィンドウの一件(笑)を事前に知ることができ、慌てることなく対処をできました。
改めてお礼を申し上げます。

先日のオートモデラーの集いでこちらの実物を拝見いたしましたが、何といってもTakuさんオリジナルの16インチ純正アルミの出来に驚きました。
モデューロのスポークアルミをベースに複雑な工程を経て出来上がったようですが、完成したアルミはすごく自然な造形で、適切なホイール径と相まって、雰囲気は最高でした♪

さて、問題のウィンドウの反りですが、Takuさんの対処法を参考に、私は前後ウィンドウの上端のギリギリのところにPカッター&デザインカッターでスジを入れ、あとは折れないことをひたすら祈りながら慎重に曲げることで、ボディに収めることに成功(笑)
また、上端ギリギリにスジを入れたことで、ウィンドウのタボ穴は無加工でボディにピッタリ取付けが出来ました。

ウィンドウの接着は両面テープ(ニチバンのナイスタック強力)を使用しました。こちらの両面テープは私のブログの製作記で度々登場するもので、極薄のテープながら、貼り合わせる面が平らである限り、驚くほどガッチリ接着できるのが特徴で重宝しております。

すっかり長文になってしまいましたが、改めてTakuさんには感謝いたしますと共に、アオシマさんにはこのようなデンジャラスな取付けを要求するパーツを製品に混入させないようお願いしたいものです。(今回の一件はどうやら製品ロットによる問題のようですね…)
ながせ URL 2012/11/28(Wed)22:42:42 編集
展示会お疲れ様でした♪
昨晩はやたらと天気が悪く土砂降りで・・・
一昨日の大雪はなんだったんだ?!と突っ込みたい上に挙句の果てに雷が落ちてくるという・・・

この影響で買ったばかりのPCが壊れたらしゃれにならずに早々PCの電源落としてましたのでお返事が遅くなって恐縮です。

『ながせ』さま
展示会参加お疲れ様でした、と共に当方の駄作を掲載していただいた上にお褒めの言葉まで・・・

有難うございます。

コメントが遅くなったとのことですが作品完成まで追い込み状態でしたから気になさらないでください。

86のほう、ホイールの方ですが最初のはスポーク部分が太くなったのが気になって2回目で何とかなりましたけどリム部分の歪な所が取れ切れなかっただけに悩んだ部分でしたがそう仰っていただき苦労した甲斐があったかと思います。

そしてウインドゥの方、キットを買った全員が全員ということでもなかったようで安心する一方でやはり同じ問題に直面する人は必ず出るだろうと思い、問題提議と注意喚起のつもりで出しただけに、そう仰って頂けたのは何よりです。

実を言うと当初はルーフライニング部分を取り除いて前後に分離してつけるつもりでノコ刃を入れたんですけど途中でここで折り曲げたらどうだろう・・・とやってみたら案外上手く言った反面、ノコを入れた位置的に悪かったみたいでズレが生じ、穴を広げたんですけど、そうでしたか、ガラス面ぎりぎりで筋を入れたらピッタリ合いましたか♪

ただ、クリアーパーツを加工するのは大変だったのでは?

それと共に、両面テープを使うと言うのは意表を付かれてました。
たぶん同じものだと思いますけどペーパーをブロックにつけるのによく使いますので今度実践してみます。

ほんとアオシマも・・・
今回書かなかった部分ですけどシャーシ関係のランナーも結構バリが合ったんで最初の生産、結構急いで整形したのでは無いかと思いますけど・・・
ほんと、担当者にあったら朝まで生討論したいくらいですよ。

ソアラの記事のもコメントいただいておりますのでそちらに続きます。
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