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カーモデル&ケンメリサイト『NostalgicMemory』管理人Takuがあることないこと書き散らす隔離部屋(←マテや) ・・・こんなボケまくりなブログです
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さて、サイト再開から1週間、唐突に始まりましたこのコーナー

『Recollection Kit Impression』


直訳すると追憶のキットの印象、早い話が昔のキットのインプレッション、すなわちご紹介ということで私が手に入れましたる古のキットをフューチャーしましょうという企画。

実は以前から暖めていた企画・・・
では全く無く単についさっき思い付いたという安直な企画でありますが(←マテや)

今までの場合、作った完成後のものの画像はとっても作る前段階ではろくに紹介したことは無く・・・

と言うか、私なんかがやるよりも当店特約代理店、すなわち相互リンク先ブログの
HITEQ JASMINEさんのHITEQ JASMINEの偏った日常』さまとか
ながせさんのくるまのプラモ製作記http://pre-nagase.at.webry.info/』さまのほうで既にやっておりますしねぇ♪

でも、だからと言ってもすべてのキットを網羅しているわけでな無いのは言うまでも無く・・・。

その一方でウチの展示車(すなわち展示できるレベルまで作ったモノ)はもとより展示予定で仕入れた在庫車(ここでは未完成のキットのことを示します)も現在入手困難なものだってあるわけで、この広いWeb上にはそれこそ貴重なキットをご紹介されておられるブロガーさんもいらっしゃいますのでそちら様方とは一味違う方向性でご紹介できれば、と言うのとこれから製作、完成させて展示する予告的な意味合いもあるだろうと。

つまりは後には引けねぇぞ、的な意味で。

今まで作ってきたものもそれこそかなりありますけれどもなんだかんだ言ってサイトに出していないのも結構あり・・・

ここに出す以上は必ず展示できるレベルにまでしないとと言うことで退路を断とうと。


と言うわけで、第一回目となります今回ご紹介するのはこちら。


グンゼ産業1/24 日産サニークーペ1400SGX



今回ご紹介いたしますのはグンゼ産業ホビークラフト部、現在はGSIクレオスホビー部となりますがこちらから発売されていましたこのキット、デビュー当初の最上級グレードの1400SGXをモデル化しております。

今回入手いたしましたこちらは1982年にリリースされましたパッケージ、デカールを一新した再販版で初版は1978~79年ごろでボディの整形色は鮮やかなライトグリーン、定価はどちらも500円となります。

実は小学1年生の頃に作ったことがありまして、それからもう1度作りたいとは思ってみても見つからず、しかも近年の中古市場の余りの暴騰ぶりに頭が痛くなって諦めていたんですが・・・。

つい最近、オンライン上でお付き合いのあるさるお方(この場ではあえてその方については触れません。ウチの常連さんにはいないと思いますがこの記事を読んでその方に売ってくれと直接突撃かまされるようなことがありましたら先方に多大なご迷惑をおかけしますので)がこのキットを偶然、しかも相場から見てかなり安いお値段で入手されたとのことで、その方は自分で作るために買った次第で私も探してただけに羨ましいですね~いいですね~なんて言ったら同じ値段でもう一つありましたんで見に行って売れてなければ買ってお送りしますよ、と・・・。

もういてもたってもいられず失礼を承知でお願いいたしましたよ。
(当然ながら翌日先方の口座に入金しました。まあ売り切れだったらまた振り込みなおしてもらえばいい話ですし)

それで到着したのが先週の土曜日。
無事到着しました旨メールしましたらお返事の際に、ぜひそちらで紹介してくださいとのこと・・・。

と言うわけで今回の企画と相成りました次第。

それでは、早速開けてみましょうか。


基本中に仕切りとかは無いんですが、中古と言うことを考えると途中で紛失したとも考えられますけれどはて・・・

それではパーツを並べましょうか。



当時のモーターライズとしては一般的だったシャーシ中央に電池が乗っかってボディ内側からはめる上げ底内装ではなく電池をボンネット内、すなわちシャーシ前側に納めてきちんとシートやインパネなどがパーツ化されている進歩的な設計になっています。
その反面、ドアの内張りが無いのが残念ですが。
この時代ですと同じ設計してたのはクラウンのギャランΛやセリカ&スプリンターLBも同じでしたねぇ。


シャーシ自体は1枚板で下面は簡略化を通り越して単純なモールドですがまあモーターライズですからひっくり返してみるわけでもなく、これが標準だったかと。

そしてクリアーパーツはウインドゥが一体整形で、ヘッドライト&テールランプがきちんとパーツ化されています。
この時代になると麦球で点灯出来るようになっているものが出てきてこのキットもご多分にもれずヘッドライトのみですが点灯可能になっています。

また、メッキパーツが無いのも残念ですが、500円と言う値段を考えたらそれも高望みかと。



そして先ほどの画像では反射して見えなかったデカールはこちらになります。
ナンバープレートがリア側だけ、しかも1200と言う数字が残念な気がします。
それにしても、MOMOやFortornは実車用のパーツメーカーだからまだ和歌りんですがSHARPって・・・クレーム来なかったんだろうかはたまたスポンサー料頂いていたのかいらん事を勘繰ってしまいますが。
何気にストライプがゴールドっぽい印刷というのが贅沢ですねぇ。



タイヤはファイアストンのワイドオーバル。
同社のトライアンフTR-7のものと共通になり、内形は約16ミリ、1/24スケール換算で14インチに相当します。
ただ、実車は13インチ、しかも廉価グレードだと12インチのバイアスタイヤになるうえにこのタイヤ自体ハイト、判りやすく言えば肉厚が厚いと言うか扁平率が高い(80~82位)ので更に外形が大きく、この車体にはオーバーサイズになります。

では、ボディを見てみましょうか。


側面を見たところ、ボディの形状を見事に捕らえています。




角度を変えてみてもいい形状していると思いません?



エンブレムのモールドもしっかりしていますし。

このボディだけを見ても相当出来が良く、中古市場で高くなるのもまあ、無理も無いかな、と。

キットとしての紹介はこんなところですかねぇ・・・。

といっても、これで終わると思えば大間違い。

ウチはキットを作って完成させて展示するサイトであって、キットだけの状態でご紹介するわけが無いでしょう!!

むしろここからが本番でありこの企画、シリーズの本命!!

当然作っちゃいますよ~!!



と言うわけでこちら!!





はい、作っちゃいました!!

それも即効で!!

当時子供の頃って、プラモは買えてもモーターとか麦球なんかは替えないことが多かったですからボディの色を塗るための缶スプレーなんて到底手が届かず、整形色のままでビン入り塗料を少しづつ買ってテールランプとかを手始めにモールや窓枠用にシルバーや黒を買って筆で塗っていたと言うのが当時のプラモ小僧のスタンスだったのではないでしょうか。

そんな感じで作ってみましたが、当然これは仮組みでモールとかはエナメルですからまた剥がせます。

この佇まい、私が買ったキットはグリーンだったんですがあの頃の思いがよみがえります。

そして気になる点がいくつか・・・

まず、タイヤ/ホイールが大きく、しかも車高が低いこと。
先ほど指摘したようにタイヤ外径がでかく、更に低いためこれが全体のバランスを崩していること。しかもこれがキットの状態で車高は調整きない。

ホイールも実物のスチールホイールを模して入るんでしょうけれど通風孔の形状が実車のものとは違う上にセンター部の奥行きが深く、いわゆる深リム状態になっています。


そして前後バンパーがやたらとでかくてゴツイこと。
北米仕様の5マイルバンパーかと突っ込みたい位・・・もっとも実際の北米仕様とか形状違いますが。

その反対に前後のランプが小さく感じる上にフロントのライトリム、ボディとの隙間があってそこが気になります。
そうそう、フロントグリルがそのままで入らず、取り付けピンの位置がずれている上にボディに入る側(すなわち裏側の角が出っ張っているためすり合わせを通り越して削り合わせが必要でした。

もうずっと再販が無く金型も一体どうなったのか・・・

今の中古市場での高騰振りを見ても再販したら売れると思うんですけれどもねぇ・・・。


とまあ、第1回となりますこのオールドキットインプレッション、いかがだったでしょうか?
入手困難ではありますが、ご覧になられている貴方が何かの拍子に偶然見つける事があるかもしれません。

何かしらの参考になれば幸いです。

勿論、これから正規の製作に入ります。
どのような形で完成するのか・・・お楽しみに♪
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こういう企画大好き!
おお!
こういう企画待ってました!
お化けキットの発見って、心のおくで「ウォ」って出てしまいます!

記事後半でまさかの完成品が見れるとは!
さすがです!!!
たかとと 2013/01/24(Thu)21:05:53 編集
お久しぶりです♪
昨日またまた別のキットが入手でき、サニーそっちのけでそっち手を付けたら余りの凄まじさに机の上が削り粉だらけ・・・。

それに関しては後日改めて、ということで・・・

『たかとと』さん
お久しぶりです、と共に年賀状有難うございます。

ただ、ウチの親父が仕分け間違えて、私の手元に来たのがつい3日前だったと言う・・・申し訳ない限りです。

いかがでした?
今回の企画、ウチでやる以上単なるお宝自慢にはしたくなかったのもあって、あえて完成状態でも掲載、といっても最低限のことだけを行う形としましたが勿論、これから正規の製作に入りますのでお楽しみに♪

実はたかととさんが去年作られましたエーダイのサニー、ヤフオクで格安で出ていたものの、代理入札を頼んだものの結局高騰して届かずでしたが・・・。

実は初代を除くFRのサニークーペを3代にわたって並べるつもりでいたりします。

またのご来訪心よりお待ちしております。
昨日、見つけて買いました
はじめまして。

昨日、大阪市内の中古玩具店で長期にわたって展示されていたものをようやく入手しました。成型色はイエローグリーンのもので、15000円で買えました。実は20年前になりますが、新横浜で開催されていたワンダーランドマーケットの会場でも見たことがあり40000円という暴騰ぶりに手を出すことすらできませんでした。オークションでも依然高値の状態が続いていますね。そして昨日、長年の夢をかなえることができました。

ただ、キットの内容を見てみますとが内装の部品の追加などが重要になってきそうです。ドアトリムパーツなどを自作しなければならないことです。実車のカタログを持ち合わせていないため、図書館に行って資料を見てみる、また僕が所有しているダイヤペットのサニークーペ(昭和53年の発売ですが、こちらも、高価なプレミアがついているようです)を参考にして作る、ネットサーフィンで画像を検索してから作るなどの思案に暮れています。でも、せっかく長年の夢をかなえて買ったキットですから、手を加えて小物などのパーツを追加したりするなど自分なりに楽しみながら作りたいと思います。
関西の日本車模型マニア 2015/02/26(Thu)16:08:11 編集
コメントのお返事が遅くなりました事をお詫びいたします。
『関西の日本車模型マニア』さま

初めてお越しいただきましたのにコメントに気付かず申し訳ありませんでした。

日数経ってからのコメントの場合、メールでの報告が来ない事が稀にあるもので・・・

それで改めてなんですが黄緑のボディだとモーターつきの初期ロットのもので、私が小学生の頃に買ったものと同じだと思います。
実際私も出来ればそちらが欲しかったんですけれど・・・

ボディのプロポーションが優れているのとGSIクレオス自体再生産する気配がないためかやたらと暴騰してるだけに頭が痛い限りです。

内装についてはもう殆ど作り変えるか、はたまたストレートに組んでかの2択になるくらい実車の形状に似ていないのでその辺の作業やらごつすぎるバンパー修整やらでわたしも難儀しております。

30年も前のキットということを考えると進んだ設計ですし今の目で見ると色々手を加えたくなるという気持ちはよく判ります。

それだけの価値のあるキットだと思います。

積年の夢だったキット、じっくりと製作を楽しまれてください。

中々更新が進まない状況で更にお返事をしそびれるという大失態、お詫びいたします。

またのご来光、心よりお待ちしております。
Taku(店主、つまり管理人) 2015/04/06(Mon)21:23:53 編集
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